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【水彩紙研究】キャンソン ムーラン・ドゥ・ロワ細目のレビューと特徴

最近紙のお試し描きにハマってますw
ツイッターの相互さんにオススメされて買ってみた紙。

フランスのコットンパルプ紙です。価格もリーズナブル。
細目とありますが、アルシュの細目と比べて大分きめ細やかです。極細目に近い?
でも極細目も他にある・・・どんだけ細かいんだw

コットン100%はぼかしや滲みが大好きなので重宝してます。
作品描いてみました。

ウェットオンで肌を塗っていきます。


こ、これは・・・!
写真では分かりにくいかと思いますが、ほんっとにきめ細かな”ドール肌”になります・・・!!!
やばい。これだけで大興奮。お人形さん!

他のところもマスキングを施してみましたが紙面びくともしません。
とても強く、上品な紙です。
また、吸い込みが良いのに発色がそんなに沈まなかったです。ただ、濃い色の部分は一度でなく何度も重ね塗りをして濃くしていかないといけないですね。その方が綺麗に仕上がります。
滲みぼかしは均等に広がり、グラデーションが良好なのですが、エッジやバックランは期待できないです。エッジをかけようと思えばすこーし。
元気な絵というよりは、落ち着いた感じの絵に向いてます。

でも、このぐらいの質だったらアルシュでなくてもいいかも・・・!?本番用にアルシュを愛用してるんですが、コスパを考えたらこっちの方がいいような気もするw
修正もアルシュは壊滅的に利かないのですが、これならOKなのではみ出し常習犯の私でもいけそう!

しかし残念なことに、大きい用紙の取り扱い店舗が限られているようです。。。探さねば。

ムーラン・ドゥ・ロワ細目の特徴
・滲み、ぼかし最強クラス(粒子が均等に広がる)
・表面強度強い
・水の吸い込み早いが乾くのが遅い(あとでぼかし入れることも可能)
・きめ細やかで落ち着いた色の作品向け
・リフト・修正が良好
・濃い色は複数回の重ね塗りが必要
・コスパ良し

以上です!手懐ければとてもいい絵がかけそうな予感。