ぎゃらりぃあと公募展「婚礼は淡雪と。」参加

生きている人の絵を描きたい

「”生きる”ってわからないから、絵のテーマが”性”か”死”になちゃうんだと思う。」

ずっと前、私が社会人なりたての頃に地元で展示をした時、ある美大生が言った言葉。私は「なるほど。。。」とささやかながら衝撃を受けて、今でも心に残っています。

3月の初め、五美大展に行ってきたけど、心の闇を反映したような絵が多くて感慨深くなってしまいました。
たしかに、生き方とか自分自身について悩む時期でもあるけども。。。

 
辛さや葛藤、自分の世界観を詰めた作品はこの世に溢れている。
死と向き合ったもの、自分の心の死でもある。
私は昔、そんなような絵を描いてばかりいたけど、だんだん虚しくなってきて。
生きることとはどういうことなのか、絵画・イラストレーションの可能性はエンターテイメントや商業程度で終わってしまうのか、とか幼いながら考えたりしました。

 
大学時代、得るべき答えを得た時、「私は”生きた人の作品”を描きたい」と思うようになりました。
生きた人・生きてる人の作品・・・それを描くには、私が死から出てこないといけない、暗闇から出て生き返らないけない。
本当の意味で”人間の生”・”命”、自分がその価値を知らないと生きている絵とはいえない。

 
私は、私自身が絵を描くという行為や、作品を通して、人を生かすことをしたいって思います。
きれい、かわいい、そう言ってもらえるのもすごく嬉しいけど、もっと深く、自分の伝えなきゃいけないものがあるから、画用紙に想いを託して描いています。
自分を心の闇から生かしてくれた人に感謝する気持ちで。そして、今生きていることに喜びながら。

作品をみて、心が折れていた人が生き返ったら嬉しい。
自分の殻に閉じこもってばかりいた人が光に出てこれるようになったら嬉しい。
人生の虚しさを感じていた人が希望に出会えたら嬉しい。
そういうことを祈りながら、今日も描いています。
(こういうのって、言葉に出すと押しつけがましくなるから、その点で絵っていいですよね。)
 

作品を生み出すのは身を削るような作業だけども、それが喜びであり生きがいです。
たくさん学んで、自分ももっと成長していけたらと思います。

先生・・・!!絵が描きたいです・・・