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【水彩紙研究】アルシュ水彩紙細目のレビューと特徴

ピカソやシャガールも愛用した最高級の水彩紙、アルシュ。
コットンパルプ100%のフランス産の紙です。
お値段がちょっと可愛くないので;;、アルシュってぶっちゃけどうなの?という方へのレビューです。

 
ペーパー、パッド、ブロック、ロールタイプがあります。
私的に一番使いやすいのはブロックタイプです。アルシュはブロックタイプの大きさが種類豊富なんです。

ちなみに私はロールを買うほどの愛用者です笑(個展のパネル作品で使ったので)
こちらがロールですw
縦915mmという驚きのデカさ・・・

 

細目の紙面はこんな感じです。
紙色はW&Nプロフェッショナルよりも少しだけオフホワイト寄り。

ざらつきは程よいです。でも超極細のペンを使う人はひっかかりを感じると思います。
その場合は極細目(ピンクの表紙)をお勧めします。
もっとざらついたものがいい場合は荒目(オレンジの表紙)がいいと思います。荒目はイラストというより絵画向きかもしれません。

描いているところです。

私は最初にウェットオンで塗り始めるので、スッとにじみが馴染んでくれます。
なんでも受け入れてくれる感じで私はこの描き味に慣れてしまいました…他の紙を使うときに戸惑います。
とにかく吸収性がいいし紙質自体もふわっとしてます。
耐マスキング、重ね塗り、水たっぷりの技法、消しゴム、全てバッチリです。その辺がとても安心して描ける要素。
他にこれぐらいの質で替わりになるものはないのでは?という推し推し。

 
ただひとつ。水を含ませたときに独特の匂いがします。くさい!
この匂い、クセになる人はクセになってるみたい・・・ww

アルシュ水彩紙細目の特徴
・柔らかいが表面強度がとても強い
・濃い色の修正が難しい
・水をたっぷり使う柔らかなにじみ、ぼかしの多い絵に最適
・発色はほどほどに良い
・水彩技法を使いこなしたい上級者向け
・コスパが良くない

こんなところでしょうか。
まずは葉書サイズから挑戦してみてください!